親の育て方は関係ない

あなたが現在の自分自身や状況に不満があるならば、あなたには自分の力で変える力があります。

どんな風に育てられたとか、抑圧されてきただとか、そういった親の育て方は今関係ありません。

なぜなら、それは過去のことであり、今存在しないことなのです。存在するとしたら、あなたが存在させているのです。

そこで問題となるのは、その思い出をあなたがどうとらえているかです。

同じように育てられても、わがままな自分をしっかりと抑えてもらえたから勉強ができ、大人になって可能性が広がったと思う人もいれば、

抑えつけられたらたせいで、思う道に進めなかった…と思う人もいます。

後者のメリットは、

自分の努力不足を親のせいにできる、ということです。

しかし、恐ろしいデメリットがあります。

自分の子供が自分のようにわがままで、抑えてあげないとうまく育たないとわかっていても、抑えることに罪悪感を感じます。

親としてやるべきことができません。やったとしても、心の中では自分を責めておりものすごいストレスです。あるいは、親の愛を受け取らず親を恨んでいる自分を心の奥では認識しており、そんな自分のような子どもはほしくないため、子どもをもてない、ということにつながったりします。

親を否定することは自分自身を否定することです。親は完璧ではないかもしれませんが、あなたをここまで育ててきた、偉大な仕事を成し遂げてこられました。

それがどんなに大変か、子育て経験があるあなたならお分かりでしょう。

いいえ、わたしは母よりはマシな子育てをしている!と思われるでしょうか。

あなたがどんなにマシな子育てをがんばってしても、そんなあなたの子どもは、大人になって、あなたよりマシな子育てをしよう!と思うでしょう。

自分で自分に呪いをかけるようなものです。

幼かったあなたには見えなかった親の愛を、大人のあなたの目でもう一度しっかり見てください。

あなたがどうとらえるかが、あなたの現在、未来に影響をあたえます。

思い通りの未来をつくりましょう。

ミライの心理学

フラクタル心理カウンセラー 青木ひとみ

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