なぜ私の生徒だけこうなの?

教育関係のお仕事をされていてこんなふうに思われる方に向けて書いてみます。

あの先生の生徒さんは宿題もきちんとして、どんどん力を伸ばしているのに、私の生徒さんはどうしてゆるいのかしら…

これは子育てにおいても感じることがおありかもしれませんね。

隣の芝生は青いと言いますから、大した違いはないのかもしれませんが、やはりこういった違いは存在します。

生徒さんは先生を映す鏡です。
確実にご自身に生徒さんを変える力があるとご自覚ください。

例えば、宿題をやって来ない生徒さん。その生徒さんに何と言いたいですか?

「コツコツ毎日続けることで着実に力がつくんだよ。ちょっとさぼっても大した違いじゃないなんて考えていると、あとでまわりのみんなとは大きく差がつくよ。」
と言いたいとします。

それをご自身にあてはめてください。

何か、やるべきことを後回しにして、まぁたいしたことじゃないと逃げていることがないでしょうか。放置していると周りとは大きく差がついてくる何かです。

そこを見つめ直してみてください。

この程度だと、おそらくすぐに改善します。

もしもこのような状況で、もっと深い怒りが湧いてくる場合。

例えば、とても態度が悪く、宿題もして来ないで暴言を吐くなど、周りにも迷惑をかけていてとても不愉快だとします。

そんな時は、その生徒さんに感じる自分の思いと正直に向き合ってください。心の底で何を感じているのか、感情を抑えないでしっかりと自分の心を捉えてください。

「なぜきちんと宿題をして来ないのだろう。態度も悪い。学べる環境に感謝もない。親に学費を払ってもらって、それが無駄になっても平気なんだな。そんなにまわりの愛をわからない、まわりの人の思いをわからないでいると、将来ろくな大人になれないよ。」

こんなふうに感じていたとします。

その生徒さんの心にある種は、必ず先生であるあなたの中にもあるものです。

しかし!
ここで自分を責めては本末転倒です。

ただ事実として見つめてくださいね。

先生であるあなたは、様々な経験を積んで、親のありがたさ、社会の愛を経験して来られたはずです。生徒さんに教えることを通して、大人が社会を支えるためにどんなにエネルギーを費やしているか、経験の中で実感されていると思います。

現在のあなたが、 親や社会の愛をわからずにいる、というわけではないのです。ここで私のせいなのか!?とショックを受けたり自分を責めたりするのは無駄でしかありません。

ただ、どんな大人も昔は子供です。
まわりの人の配慮なんて知らず、王様気分でいたことがあります。
その時の思いは誰の心にも残っているのです。

そこにアクセスできるのがフラクタル心理カウンセリングです。

ご自身でまわりの現象を変えることができるようになると、本当に充実した生活が送れるようになりますよ😊



ミライの心理学

フラクタル心理カウンセラー 青木ひとみ

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