子育てに正解があると思っている人へ

毎日目が覚めるとうれしい、ギラギラWOMAN、青木です。

私はずっと、子育てには何か正解があって、常にアンテナを張って最新の教育を受けさせたり、基本に忠実に、真剣に取り組まなければならない!!!と考えていました。

息子が生まれて、まず母乳問題にぶつかりました。出産時の出血が多かったためか母乳が出にくかったのですが、母乳で育てられなければ人間失格くらいのことと捉えて、息子が泣くたびに授乳し、乳首から血を流しながらも母乳育児を諦めませんでした。息子は卵アレルギーだったのですが、皮膚科の先生が1日に2回は公園に連れて行って陽に当たるようにしなさいと言われれば、何があっても2回公園にでかけていました。子どもの睡眠時間の目安と、そのためには何時に夕食を取らせなければならないということを聞けば、イライラしながら必死で家事を済ませました。子どもの健康のためには良かったと思いたいですが、そんなにうつうつとするくらいなら全部諦めても大丈夫なことだったかもしれない…なんて振り返ります😊

子どもが小さい時に母親が神経質になるのは、ある程度必要で、本能的なものなのかもしれません。さらに子どもの気持ちを理解するには、ある程度子どものレベルまで降りていかないと感じられないこともあります。お母さんになったら、社会性よりも、子どもを絶対守る!という野性が前に出てくるところがあるように思いますが、それは必要だからなのだろうと思います。社会はそういった子どもと母親を守る、という意思をもって形づくられる必要があると思っています。

今日お話したいのは、社会的なお話ではなく、心理のお話です。

前述したように、子どもを持つと、子供を持つ前とは意識が変わってしまうと思うのですが、子どもはずっと赤ちゃんではありません。どんどん、どんどん成長していきます。親の心が追いつかないほどそのスピードは早いです。そのスピードに合わせて、あるいは先回りして、母は大きく成長して行く必要があります。

子どもは依存的です。

依存しなければ生きられないのですから当然のことなのですが、母にとっても幸せな一体感を味わえます。それをどんどんどんどん手放していくのが仕事ですから、なかなかにハードですね。

私は必要以上に神経質な子育てをしていたのですが、その心の裏にあるものが何なのかをフラクタル心理学を学んで知りました。

こういうふうな環境だったから私はこうなったのだ、と親に言いたい、もっとこういう教育を受けていたら、もっとこんな時代に生まれていたら、あの時親がアドバイスをしてくれていたら…

たいていの人は、このような幼稚な考えを忘れてしまって、それなりに社会経験も積んで、精神的に成長しているはずです。当人がとっくに忘れてしまっているこんな意識が、心の奥深いところに眠っているわけです。

それでも、ふとした時にこのような考えが浮かぶことがあったりします。そして忘れます。深層意識では何度も再生され、根深く存在しているのです。

そうすると、親になった時、こういう子育てをしたい、こういう思いはさせたくないという思いが大きく働きます。

自分の親の子育てを認めていないと、親としてやるべきことをやる時にブレーキがかかったり、あるいは罪悪感が生まれるのです。

親として、いつもニコニコして穏やかに対応することが理想だったとして、そんなことが叶うでしょうか。
叱らなければならない場面で、〇〇ちゃん、いけませんよう(にこにこ)と言って、子どもの心に届くでしょうか。

私の子育ては毎日がバトルですが(o^^o)
息子は健やかに息子らしく、全力で生きています。

子育てに正解はないのですが、
あなたの子育ての正解はあなたが創るものです。

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ミライの心理学

フラクタル心理カウンセラー 青木ひとみ

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